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glad street

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Smileクリエイター

生徒に寄り添い、想像力を豊かにする教育を

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今回ご紹介するスマイルクリエイターはフリーランスで家庭教師をされている小板橋肇貴(こいたばし はつき)さん。親御さんからお子様の学習のサポートを任されている小板橋さん。お客様である生徒さん、親御さんを笑顔にする秘訣とは何なのでしょうか。仕事をする上で大切にしていることや教育に対する考え、生徒さんに勉強を教える時に心がけていることを伺いました。

これまでの経歴を教えてください。

−−大学生時代にアルバイトで塾講師をしていました。アルバイトをしていた大手塾の正社員になりその後も2社の塾で講師を務め、生徒が理解しやすい教え方や知識の繋げ方を身に付けることができたと思います。

私は塾の管理・運営側ではなく、講師として現場にいたいと考えていました。生徒に寄り添って、理解してわかるようになり、結果が出せるようになっていく姿が見たいと思っています。大きな塾になると講師ひとりが見る生徒数がとても多く、目が行き届かなくなってしまうのは仕方のないことです。生徒数が多くなれば、講師が同じことを言っても生徒の受け取り方はさまざまになってしまいます。そこから個別指導の塾に4〜5年、講師として在籍。その時に、生徒の足りないところやできていなところにフォーカスするよりも、ここを伸ばすためにこうしましょうと提案する方が生徒が成長し笑顔につながると思いました。そこでもっと本格的に個別指導をしていきたいと思い、フリーランスで家庭教師をすることにしました。

フリーランスになられてからのどのような働き方をされていますか?

−−フリーランスで家庭教師をするようになって4年ほどが経ち、現在、受け持っている生徒は5人。一人につき、週1回のペースで授業を行っています。営業はあまりしておらず、お客さんのほとんどが口コミです。

教えている教科は基本的に算数です。論理的思考を明確に伝えられるのが算数で、他の教科は論理的思考をそれほど明確にできません。段階を踏んで自分で筋道を立てて考えられるようになるのに一番わかりやすいのが算数なんです。間違えた時や困った時にどこに着目するのか、どの段階で間違ったのかという発想の原点がわかれば成績を上げやすいというメリットがあります。それができることで生徒自身に自信もついていきます。

仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

−−生徒自身の「できた!」という感動を引き出したいといつも考えています。生徒が主役なので、生徒ができるようになることが大切です。わからないことができるようになった時の笑顔が見たいというのが仕事のやりがいですね。生徒がわかるまでとことん付き合います。その中で必要なことはきちんと伝えるようにしているので、強い言い方をして生徒が泣いたりすることもあるんです。でも、結果それが生徒の成長と志望校に受かることによって笑顔につながれば良いと思います。

人が「わからない」と思う原因はそんなに多くありません。子どもの場合、多くは面倒な時にわからないと言って逃げているパターン。視線を合わせずに生徒がわからないと言っている場合はだいたい勉強そのものが面倒だと思っているだけです。その時は私からどうしたら情報が整理できるかという話をして、生徒に「やるしかない!」と思わせます。その時に生徒の集中力を高めるとより効果的。集中力を高めるには「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」の2つ以上を使うのがポイント。例えば、ある文章を目で追って、声に出して読みながらそれを書きます。

中学受験は必ず期限が決まっているので、そこまでにどうやって仕上げるかという計画はもちろんあるんですが、ゆっくりと理解していくタイプの生徒は待つ必要があります。どこでスピードアップできるのかというのを常に考えながら教えています。同じ問題を解いてもらうにしても、理解度や生徒の考え方のクセによってテキストの作り方を微妙に変えています。大きな塾での経験があるからこそ、個別と対マスでの教え方の違いに気付けたと思います。

いろんな生徒を見ていて気付いたのですが、間違うのがダメだと思っていることが多いです。間違うことはダメなことではないんですよね。失敗は成功の素ですから。宿題などで間違っている問題の部分を消しゴムで消している子が多くいます。間違うことがダメだと思っている子どもが多い証拠です。怒られるんじゃないか、何か言われるんじゃないかと怯えて学生時代を過ごすと自然と大人になっても同じ考え方になってしまいます。

これまで受け持った生徒さんとのエピソードをお聞かせください。

−−生徒は中学受験を控えた小学生なのですが、中学校に進学しても「この問題がわからない」と連絡をくれたり、中学校生活の様子を知らせてくれたりするとこと仕事をしていてよかったなとしみじみ感じます。

もともと勉強が好きじゃない子どもが多いので、授業中によく生徒とゲーム感覚で競争するんです。同じ問題をどちらが早く解けるかという競争。もちろん時間のハンデを付けます。ゲーム性を持たせるとすごい集中力を発揮したりします。勉強は楽しいものだと言うイメージを持って欲しいですね。

とある生徒が志望校に合格した時に、その競争が楽しかったと言ってくれました。楽しく勉強して志望校に受かってくれたのは本当に嬉しかったですね。


家庭教師は嗜好品のようなものであってもなくてもいい存在。だから、学校よりも成長できる場ではないといけないですよね。勉強を含め、生活力、人間力を高める道場みたいなものだと思っています。言葉遣いや態度について厳しく言うこともありました。点数を上げるためというよりも、生徒が楽しく学んで昨日の自分を超える成長ができるのが理想の勉強の姿ではないでしょうか。

PERSONAL DATA


小板橋 肇貴(こいたばし はつき)
URL: usagitokame0623.com
☎   : 080(9418)4276